【人生で使える!】障がい者と就労支援支援施設で実践できる「PM理論について」

勉強会(支援者向けコンテンツ)

人生・仕事・恋愛・家族関係、

いかなる場所でもコミュニケーションは重要です。

世界的に有名な心理学者、アドラーは、「人生で抱える悩みは全て、人間関係が原因である」と言っています。詳しくはコチラを参照

対人関係をうまく進める為には、人間の心理傾向を知ることは重要です。

このコーナーでは、障がい者と就労支援事業所で明日から使える心理学理論を紹介していきます。

障がい者と就労支援事業所で明日から使える小ネタ!PM理論とは?

 三隅二不二氏が提唱した理論です。職場における上司のタイプを分類大まかに分類する際に使用します。

 PとMは、

  P:Performance(パフォーマンス)=目的達成能力

  M:Maintenance(メンテナンス)=集団維持能力

 上記のことを指し、それぞれ大文字/小文字で構成した2軸のマトリックスで、以下の4つの領域に分類します。

パターン1:pmタイプ(遊び人)

目的の達成能力が低く、集団を維持することにも長けていません。チームを目標達成に導けないため、リーダーに不向きなタイプと言えるでしょう。

●パターン2pMタイプ(平和で温厚タイプ)

優しい人です。部下からは、優しさから慕われる存在で、気が利く側面があります。しかし、目標達成の能力は低く、会社の利益追求には、少々物足りないリーダーとなります。

●パターン3:Pmタイプ(仕事人間)

熱血タイプです。松●修●? 目的達成能力が高いため、会社の成長に貢献する反面、部下に対する配慮に乏しいため、部下の能動性が乏しくなるリーダーになります。

●パターン4:PMタイプ(理想型)

理想のリーダーです。先ずはしっかりとした目標を定め、必達の姿勢で取り組むことができます。部下への配慮もできていることから、チーム全体の能動性・自主性の獲得に繋がります。

 継続的に社会参加するためには、上下関係は必ず必要となります。特に、上司との関係は避けて通れません。先ずは、自分の上司を、上記の4つの領域に分類することで具体的な解決策をミイdしましょう。

障がい者と就労支援事業所で明日から使える小ネタ! PM理論はこんな人に使ってほしい!

  • 会社の人間関係(特に上下関係)に疲れた経験がある
  • 一部の上司としかうまく付き合うことができない、苦手な上司がいる

障がい者と就労支援事業所で明日から使える小ネタ!PM理論を考えるメリットは?

  • 自分が苦手とする上司のタイプが明確になる
  • 自分が依存してしまう上司のタイプが分かる
  • 上司と良好な関係を築くための、具体的なプランを検討することができる

障がい者と就労支援事業所で明日から使える小ネタ! PM理論の各タイプの対処法

●pmタイプとうまく付き合っていくには?

 このタイプは年功序列で権力を持っている可能性があります。自分自身から率先して提案し、行動する必要があります。「上司の指示を待つ」という姿勢だと、チーム全体の評価が下がるリスクもあるので、率先して提案し、曖昧な返事であればとことん実行して行きましょう。

●pMタイプとうまく付き合っていくには?

 仕事と雑談の線引を明確にしましょう。このタイプの上司は、接していて心地よさを常に感じますが、過度な関わりは、結局は掲げた目標を達成が未達となるリスクが生じます。仕事の合間の休憩時間程度の関わりを持ち、業務の相談を行いましょう。面倒見はいい上司なので、業務の相談に対しても、しっかりと関わってくれます。

●Pmタイプとうまく付き合っていくには?

 学ぶ姿勢を持ちましょう。このタイプの上司は、自分に厳しく勉強してきた経歴があります。話を受けるときはメモを取り、雑談は控えましょう。間違っても、上司の発言に「でも~」、「しかし~」という逆説のリアクションは辞めてください。全てを鵜呑みにしろと言うわけではありません。先ずは、謙虚に受け入れ、実際にトライしてみてください。仕事に関しての話になると、以外にも相談に乗ってくれたりするのも、このタイプの特徴です。

●PMタイプとうまく付き合っていくには?

心配いりません。理想の上司であり、誰もが憧れる存在です。仕事の進め方、他のスタッフとのコミュニケ-ションのとり方など、どこをとっても勉強になります。後は、どれだけ自分自身が謙虚になれるかの違いです。

さいごに

 自分がどのタイプの上司と関わることが苦手か分析して見てください。そして、苦手エリアが分かったら、具体的な対策を考え、積極的に関わりを持ちましょう!上司と部下の関係は、切ることはできません。加えて、上司が自分に合わせてくれるということは、先ずありません。

 コミュニケーションは円滑に進めるためには、先ずは相手を知ることが重要です。

 この情報を踏まえ、身近な上司を思い浮かべてください。自分の不得意エリアが分かればこっちのもの。しっかりと課題の解決法を見つけて行ければ、良好な関係性を構築できるでしょう。

以上です。

最後までご覧いただき、ありがとうございます!

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