【フレームワーク紹介】障害者の訓練にも使えるマンダラートとは
こんにちは!就労支援事業運営.com、管理人のまつやんです。国内で、就労支援事業所の開業・経営支援を行っています。今回はフレームワークシリーズです。アイディアや思考の柔軟性を確保する際に活用できる「マンダラート」をご紹介します。
障害者の訓練になる?就労支援事業所のマンダラートとは?

マンダラートはテーマから連想されるキーワードを想起し、さらに周辺に関連するアイディアやキーワードを書き出すフレームワークです。1つのキーワードに対して8つのアイディアを半強制的に想起する必要があります。
テーマは自由に決めることができます。例えば「体調を良くする方法」というテーマにすることで、就労支援事業所で障害者の方が実施できるフレームワークになります。
マンダラートの活用場面
- 課題を解決したいとき
- アイディアを複数出したいとき
- 思考の柔軟性を訓練したいとき
現在、目まぐるしい活躍でテレビを賑わしている大リーガーの大谷翔平選手も、高校生時代にマンダラートを活用して、ご自身のトレーニング方法について検討していました。実際にやってみると分かるのですが、1キーワードに8つのアイディアを想起することはなかなか大変です。よって、頭の中では常に「その他はないか?」と確認する習慣が生まれます。先ずは短時間で進めることで、集中的に柔軟な思考を手に入れる練習と捉えることが良いでしょう。
マンダラートの進め方
- 中心のテーマを設定する
- テーマに対して想起されるキーワードを8つ書き出す
- 8つのキーワードから更に8つのアイディアを想起して書き出す
- 最後に全体を眺め、良いアイディアをピックアップしアクションプランに応用する
例)体調を良くする方法

実際に実施してみると、8つのアイディアが全て埋まらなくても、他のアイディアを実施した後だとスムーズに起案できることがあります。このように、他のアイディアとも関連付けられて想起できることも、マンダラートの特徴といえます。
マンダラートのメリット
- 構造的に柔軟な思考習慣となる
- 他のアイディアとの関連性が生まれる
- 集中力がつく
アイディアを出し合いたい場面では、しっかり活用できれば大きなブレークスルーにつながる可能性があります。ホワイトボードなどでも簡単に実施できるので、是非身近なテーマでトライいただければと思います。
まとめ
マンダラートのようにメインテーマに対して、構造的にアイディアが必要なフレームワークでは、「何か他にはないか?」と自然に頭で思い浮かべます。一人で実施して埋まらなくても、複数人で実施することで他者のアイディアを知るきっかけになるため、他者理解につながるというプラス要素があります。テーマを変えれば、就労支援事業所の訓練に大いに活用できますので、積極的にトライいただければと思います。就労支援事業運営.comでは、全国で就労支援事業の開業・経営支援を行っています。フレームワークを活用した職員研修なども対応可能です。お気軽にお問い合わせください。
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