結論から申し上げます。
地域のクリニックに「飛び込み営業」し、パンフレットを置いてもらう依頼をかける行為は「無意味」です。
就労支援事業所の運営において、重要な要素として障がい者支援の行う他の機関との関係性構築があります。
特に移行支援とB型事業所は利用者の獲得が経営課題となるため、病院のクリニック等に伺い、
飛び込み営業でパンフレットを渡すような手法を行っている事業所があります。
正直言ってほとんど意味をなしていません。
理由は、
- 受付の方の印象が悪くなり、「迷惑な業者」というイメージがつく
- 医師との関係性構築につながっていない
- 受付にあるパンフレットを「手にとってもらえれば良い」という受け身な姿勢である
とかなりコストパフォーマンの悪い結果を招くことになります。
中には、「受付にあるパンフレットを手にとってもらえればOK」という考えもありますが、
大手で資本力のある事業所ならともかく、
小規模で進めている事業所からしたら、経営資源を放出し続ける、かなりリスクの高い話となります。
福祉事業に限らず、現代における運営実績というのは、全て「信頼力」に関わるものと理解しています。
となれば、いきなり飛び込み「パンフレットを置かせてください」は、多忙なクリニックの受付の皆さんに対しても、失礼に値する行為です。
信頼関係を高めながら、地域との関係性を構築する手法として、以下は必ず実践して頂き取り組みになります。
- SWOT分析を行い、自社の特徴を明確にする
- マインドマップを活用し、クリニック再度の課題を把握する
- スクリプトを作成し、テレアポイントを必ず取ってから訪問する
この工程を実施するだけで、施設とクリニックとの信頼関係の構築に絶大な効果があります。
当然、施設内で支援のコンセプトが定まっている必要や、実績を残さないことには、信頼の維持・向上を目指すことは難しい話です。
しかし、クリニックのことを正しく理解し、クリニックが求める対応を施設の売りにすることで、ご利用者様の紹介につながる信頼関係になります。
更に具体的な手法は改めて紹介していきます。
クリニック営業を行っているが、紹介につながらないという施設様は、
先ずは、普段の営業活動から見直して見ていただければと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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